02-02700 蛭子神社

蛭子神社ゑひすのしんしや


上石津社かみいしづのやしろ

石津川いしつかはみなもと鉢峯はちがみね妙見川あるは陶噐たうきしやう衆水しゆすいこゝにくはいして下石津に至り海に入
此河水にてぬの木綿もめんさら浪花なにはに出し染地そめぢとするなり

 


下石津太神社しもいしづおほかみのやしろ

上石津下石津の两村にあり延喜神名帳曰石津太いしづのおほ神社
社傳曰蛭兒ひるこの天磐樟舩あまのいはくすふねのつ順風じゆんふうに出す
此舩飄々ひやう〱として石津の浦につく
みこと五色の神石をたづさへきたて此所に置給ふ今社前にあり故に石津といふ
其舩のつきし所を石津岩山といふ
孝昭かうせう天皇七年八月十日始而はじめて社を建て事代主命ことしろぬしのみことあはせ奉りて二座とし正月十日を例祭とす上石津は八月十日也

 

今に見る石津の蛭子神社

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